今年、大園建設は新しい取り組みとしてリノベモデルを佐賀市に只今工事中です。
取り組む理由としては大きく二つあって、
一つ目は今後の家づくりの動向を考えた上でのリノベ工事の獲得!
当たり前のことですが、地場工務店の強みである地域密着を強化しながら長期経営を見据えた戦略の柱ですね。
二つ目はいわゆるリノベの考え方の価値を変えること!
リノベと聞くと、新築より安くできるんでしょ?みたいなことを言われる方が多くいらっしゃいます。実際に私の周りの建築業界の方もほとんどの方そういう思考を持たれています。ですが、これから長く暮らしていくことを前提に考えるなら「リノベだから安く」ではなく「リノベだからこそ自分たちにとっての価値を高める」という考え方へのシフトが大切だと思っています。
こちらが工事中の現場写真です。
築年数は約50年、見ての通り基礎の作り方や木材の量(柱や梁)や使われている材料など今の基準とは大きく異なることがわかります。断熱材も入っていないので夏は暑い、冬は寒いのは当たり前です。
今回は着工前に床下や屋根裏の調査も含めて耐震補強の計画と性能向上のシミュレーションも作成しました。実際には弊社だけではノウハウ面での不安もあるので、福岡市のループスアーキテクトさんという設計事務所とリクシルに協力していただき進めています。
今までのリノベは表面的な仕上げや設備の入れ替えなどが主流でコスパの良い工事というところで工務店が提案することが多かったように感じますが、これからのリノベはお客さんも勉強しながら災害や住み心地、さらには光熱費を含めた長期的で総合的な資金計画のもとに計画を進めていくことが重要となってくると感じています。
逆に言うと、そうした計画を企画提案し、調査結果をもとに設計図面およびシミュレーションに落とし込み、実際に形にする現場力を持った工務店でなければリノベができなくなる時代になってくると思っています。(おそらくここら辺は大手のハウスメーカーでは対応できない分野と思います。)
まだまだ工事は始まったばかりですが、春先には構造見学会やその後の完成見学会などは開催していく予定ですのでまずは現場と真正面から向き合い質の高い家をみんなで作り上げていこうと思います。
ご要望があれば、個別でご案内できますので、リノベに興味がある方はいつでもお気軽にお問い合わせください。
-大園建設-
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 活動ブログ2024.08.12施工事例を追加しました。(山の家-スローライフな田舎暮らし)
- 活動ブログ2024.08.11気密検査を行いました。(過去最高のC値:0.12)
- 活動ブログ2024.08.01小城市小城町で上棟しました。
- 活動ブログ2024.06.03小城市で地鎮祭を執り行いました。