先週は九州のSW加盟店の方達と岡山まで勉強出張に行きました。

今回、訪問させていただいた近藤建設興業さんはSW工法の注文住宅を手掛けながら、最近では行政と連携して高性能な断熱・耐震リフォームにも取り組まれており弊社が普段から行なっている家づくりとも考え方が似通っていてとても勉強になりました。

 

 

築50年を越える建物を断熱・耐震リフォームしつつ、パッシブデザインの設計手法を取り入れてあります。
体感では正直、そこらへんの新築住宅よりも快適でした。
実際にリクシル担当者も宿泊されたことがあるみたいで、朝夕関係なくとっても快適だったと言われていました。

 

 

南側との離れがあまりないので屋根を組み替えて斜め上から日射を取得し、キッチンダイニングの背面のタイルで蓄熱(パッシブデザイン！)することで冬場の夜間にもほんのり暖かさが持続する計画としているみたいです。

随所に根拠に基づいたアイデアが散りばめられており、自然素材の温もり感も相まってずっといたくなる空間でした。

 

 

新築のお家も見学させていただきました。
手前はすでに入居されており、見学したのは奥の物件になります。

 

 

2台分のガレージと中庭が併設されていて、入る前からすでに居心地がよい空間です。。
写真は南から撮影したものですが、1階2階ともに夏場の日射遮蔽(パッシブデザイン！)を計算して軒の出を設計されています。

 

中に入ると南面に吹き抜けを設けてあり冬場の日射取得(パッシブデザイン！)をしながら、２階のお部屋とは小窓を介してつながることで空気の循環も促してありました。

 

 

子どもたちはこういう空間大好きなので遊び心も取り入れつつ、快適で健康な暮らしを設計段階から計画していく一石三鳥な考え方がとても勉強になります。

また、リクシルの全館空調も採用されているのですが家中どこにいっても温度差がほとんどなく、設備機械に頼らずに、まずは家の性能や設計に注力して、裏付けされた根拠があるからこその本当の快適さを身をもって体感させていただきました。
とても有意義な時間となりました。

 

-大園建設-